2025/03/24 21:34

2025年になりましたね。気がつけば、1月はもう終わり。

年末はいつも通り、大掃除をすることも特になく、牧場作業に追われていたら、いつのまにか年が明けてしまっていました。

年始は、牧場作業の合間に、箱根駅伝と高校サッカーに熱狂しつつ、2日から は道の駅で牛肉の初売りに出かけていました。

毎年、「今年こそは、正月らしく過ごしたい。」と思いつつも、結局はいつもどおりの結末となり、もはや諦めるしかないのかなとも思います。
昨年末から宝牧舎では、あらたにインターンの受け入れを開始し、埼玉から高校生が 来てくれていました。

以前は、大学生のボランティアを受け入れていたのですが、思うようにいかないことも多く、しばらく中断していました。

今後は、継続的にインターンを募集しながら、新規就農者の募集や支援にも、本格的に取り組んでいきたいと考えています。

また、今年に入ってから、スキマバイトのタイミーを使って、アルバイトにも来てもらっています。

最近は、ほとんど一人で牧場作業をしていて、日々体力の衰えを痛感しているので、世代交代を真剣に考え始めています。
さて、2025年のテーマを「自然と向き合い、生命とつながる。」にしてみました。

宝牧舎を立ち上げて5年が経過し、あらためて今後5年の目標を明確にして、2030年に向けた具体的な行動計画を提示していきます。

もちろんこれまで通り、「家畜と人間の幸せがつながる社会」を実現するため、家畜福祉に配慮した自然放牧による肉牛生産と牛肉販売を通じて、「日本の家畜福祉を世界基準にする。」という挑戦は続けていきます。

同時に、昨年から始めた「廃用家畜ゼロプロジェクト」を本格的に始動して、「全ての生命が尊重される社会」を目指し、科学的理論と倫理的思想の実践を通じて、人間中心社会や資本主義経済とは異なる新たな自然観と生命観に基づいたライフスタイルを提唱していきます。

これまでは、「社会問題をビジネスで解決する」ソーシャルビジネス(社会的事業)として、アニマルウェルフェア(牛たちの幸せ)に取り組んできました。

今後はさらに、「ビジネスで社会運動を提唱する」クリティカルビジネス(批評的事業)として、ワンウェルフェア(みんなの幸せ)にも取り組んでいきます。

なんだか横文字ばかりが並んで、ほとんどが意味不明とは思いますが、この「抽象的な概念を言語化」することこそ、私自身の今年の目標です。